折りたたみ傘を探すときに重要視されるポイントの一つに「大きさ」という観点があります。でも、大きければ大きいほど犠牲になるのは軽さです。そりゃそうですよね、大きければ重い、というのは普通の話で。
ですが、世の中には、「大きいのに軽い折りたたみ傘」というジャンルがあるんです。
今回は、そんな軽くて大きい折りたたみ傘という相反する二つのニーズに答える折りたたみ傘をご紹介します。
もちろん、軽いといっても、直径が小さいコンパクトな折りたたみ傘と比べても勝ち目はありません。そこで、今回は大きさの基準を大型の長傘に匹敵する120センチ以上、軽さは300グラム以下の範囲内に設定してご紹介をしてみたいと思います。
120センチといえば、一般的なコンビニのビニール傘がだいたい110センチくらいですから、いかに快適か想像していただけるのではないでしょうか。
急な雨でも、濡れにくいのに携帯性の高い大型折りたたみ傘の決定版です!
300グラム以下で最大の折りたたみ傘 「超特大キングサイズ超軽量折りたたみ傘」
300グラム以下の折りたたみ傘で最大の直径を持つ折りたたみ傘は、このキングサイズになります。
直径はなんと122センチ。にもかかわらず、重さは280グラムと軽量、特大を両立した折りたたみ傘です。
直径122センチといえば、男性の肩幅の平均が約47センチなので、おじさん3人が体をぴったり寄せ合って入っても、端にいるおじさん2人の肩がちょっと濡れるだけ、という世界。まぁ、普通おじさん3人が一つの傘に入ることはそうそうないので、一人ならほとんど濡れないと考えても間違いでありません。
サイズだけでなく、親骨などをつなぎとめる部分の鋲(リベット)には、コスト削減のために通常は中空になっているものと違い、中身の詰まった「ソリッドリベット」を使用し、壊れにくさを確保しています。
デザインは落ち着いた黒やグレーなど4色展開ですが、ネイビーなら女性でも自然に使えるかもしれません。
最大の折りたたみ傘でも129センチなので、これ以上大きな傘は望めないといっても過言ではありません。
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120センチ以上で最軽量の折りたたみ傘「小宮商店 超軽量&超大判 3段折」
直径120センチを超える折りたたみ傘で最も軽いのはこの小宮商店の大判&超軽量です。
重さ205グラムは、通常サイズ(直径90センチ程度)の折りたたみ傘と比べてもそん色のない軽さ。秘密は、高価だけど超軽量のカーボン素材をふんだんに活用している点です。生地にはテフロン加工を施し、撥水性も高められています。
ちなみに、折りたたみ傘の世界最軽量はなんと70g(世界最軽量は70g!100グラム以下の超軽量折りたたみ傘ベスト3)。でも、それって直径が78センチしかないので、大きな傘を求めている人には納得できないサイズですよね。
価格は5500円程度。値段はやや高めですが、大きくてもできるだけ軽い折りたたみ傘がほしいという方には最適な選択です。
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安さが魅力の軽量大型折りたたみ傘 「アテイン(ATTAIN)60cm8k軽量楽々ミニポンジー無地」
このATTAINの折りたたみ傘は値段の安さから人気が高い折りたたみ傘です。
その価格、なんと2000円程度。ただでさえ、けっこう安い部類の折りたたみ傘ですが、直径はしっかり120センチ、重さも238グラムと軽量で大型の折りたたみ傘として十分なスペックを備えた1本です。
色は黒、紺、緑の3色ですが、まさにビジネスマン向けの折りたたみ傘といった趣き。一応120センチも幅があれば、通勤時のバッグが濡れる心配も減りますし、リュックを背負っていても濡れないサイズといえます。
ちなみに、このアテインは、数多くの折りたたみ傘ブランドがある中で、特に軽さと大きさの両立に重点を置いているのが特徴です。けっこう小刻みに110センチ台の折りたたみ傘もラインアップしているので、要チェックと言えるのではないでしょうか。
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使い続けられる大きくて軽い折りたたみ傘! 「UVION(ユビオン) LL70cm」
こちらも人気の超軽量大型折りたたみ傘。その名も「LL」です。
サイズは直径が120センチでありながら、重さは280g。それだけで十分な価値があるのですが、生地にはテフロン加工を施し、撥水性もバツグンです。
ちなみに、テフロン加工の傘は長く使い続けて撥水性が落ちてきても、アイロンやドライヤーで熱を加えると、樹脂が均一になって、また撥水性を取り戻すので、長く使えるのもポイントです。
そのほか、親骨には柔軟性があるグラスファイバーを使用しているので、強風でも折れにくく、壁などにぶつけても壊れる心配はほとんどありません。
価格は3000円程度。セットになっている傘袋は、ボタンのホックを留めることで、長短2種類の長さにして濡れた傘を収納することができます。つまり、持ち運ぶ時はコンパクトにしておいて、すぐにまた傘を開くときは、わざわざコンパクトにたたまなくても、傘を閉じるだけで収納ができるってこと。これって以外と地味ですが、とっても便利なアイデアだと思います。
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ちょっと重さはオーバーだけど。ワンタッチ開閉式の最大最軽量折りたたみ傘はこれだ! 「UVION(ユビオン) 7644」
今回、「120センチ以上の大型で、300g以下の超軽量折りたたみ傘」を取り上げてきましたが、ちょっと休憩。中には「ワンタッチ式で軽くて、大きい折りたたみ傘ほしいズラ」というわがままな方もいるかもしれませんので、一つだけご紹介を。
大きくてワンタッチ式の折りたたみ傘。そんな「ないものねだりのアイ・ウォンチュー」の中で、最も軽いのは、またもやユビオンの「7644」です。
これは直径121センチと間違いなく大判。重さは420gとかなりの軽さを実現しています。
「420gのどこが軽いんだ」という声も聞こえて来そうですが、ボタンを押すだけで傘が開閉するワンタッチ式ともなれば、部品も増えるので、重さも増してしまうのはやむを得ないんです。
それでも420gに抑えているというのは、かなり画期的な技術。平均的なワンタッチ式の折りたたみ傘なら500g台が普通なので、これでも驚異的なんですよ。
しかも、この折りたたみ傘は、傘の持ち手を押し込む時に、途中で手を離しても「バイーン」とバネの力で持ち手が戻ってこないUVION独自の安全装置を搭載。ワンタッチ式とはいえ、傘をたたんだ状態から、次にワンタッチで傘を開けるためには、持ち手を押し込んでバネを縮めておく必要があるんですが、手が荷物でふさがっているときや、力の弱い女性や私なんかでは結構気合いがいる作業なんです。それが、途中で休憩しながら、傘をたためるのなら、軽量さとか、大きさとか置いておいても喜ぶべきことなのではないでしょうか。
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ところで、自分に最適な大きさの傘の選び方を知っていますか?
と、ここまで「大きくて軽い折りたたみ傘」をご紹介してきましたが、正直言って120センチ超の折りたたみ傘が本当に必要か、というと微妙です。
そもそも折りたたみ傘の最大の利点は「小さく折り畳んで持ち運びやすい」という点。展開したサイズが大きくなれば、当然折り畳んだ状態の大きさも比例します。
なので、当たり前ですが「でかけりゃいい」という訳でもないのが、折りたたみ傘なんです。
そこで最後に、豆知識として傘のサイズの目安をご紹介したいと思います。
参考にしたのは、大阪市西成区の老舗傘専門店「心斎橋みや竹」のホームページ。まず考慮すべきは「あなたの身長」だそうです。身長が大きいほど肩幅も大きくなり、体が雨に濡れないようにするために必要なサイズも大きくなります。
一般的に身長175センチの男性の場合、必要な折りたたみ傘の直径は108~113センチ。身長160センチの女性の場合は94~99センチの傘が最適とされています。
ちなみに男性の身長155センチの人の場合は96~101センチ、身長190センチの人の場合は117~122センチだとか。女性の身長155センチの人の場合は91~96センチ、身長190センチの場合は112~117センチだそうです。
と、ここまで書いてきて「190センチの女性は190センチの男性と身長は同じだろうに、どうして小さめでいいんだろう」という疑問も。たぶん・・・肩幅が女性の方がなで肩の人が多いからでは。というか、いかり肩の女性もいるでしょうし・・・。
まぁ、そもそもリュック背負ったり、背中に薪を背負って本を読みながら歩いたりすると、必要な傘のサイズも変わってくるはずに違いないとも思います。
ぜひ軽くて大きい折りたたみ傘を選ぶ参考にしてみてください!
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