折りたたみ傘の選び方は、人それぞれです。折りたたみ傘に「おしゃれさ」を求める人もいれば、「軽さ」や「丈夫さ」「いかに目立つか」と重視するポイントは違うのではないでしょうか。
とはいえ、自分が折りたたみ傘に何を求めているのか、それさえも分からないという人は少なくありません。せめて、自分が欲しい折りたたみ傘はどういう性能を持つものなのかを、ある程度見極めなければ、数多くある折りたたみ傘の中から、自分にあった一本を探すのは至難の業と言えます。
今回は、そんな折りたたみ傘の選び方の参考にしていただくべく、折りたたみ傘の違いを分かりやすくご紹介していきたいと思います。
親骨の本数や撥水性、自動開閉式機能の有無や軽さ、値段など平均がどれくらいか。どれくらいなら、注目すべき数値なのかというのを知っていただくのを今回の目標とさせていただきます。
といっても、最終的に「ああ、いろんな折りたたみ傘があるんだな」とだけ分かってもらえれば卒業です。では、はりきってまいりましょう!
折りたたみ傘の選び方 その1 「軽い折りたたみ傘って、どれくらい軽いの?」
折りたたみ傘でけっこう注目されるのは、その軽さです。
目安として、一般的な6本骨で210グラム程度、8本骨の折りたたみ傘で280グラム程度が平均的な重さとなります。
ただ、ボタンを押すだけで自動で開閉する「自動開閉式の折りたたみ傘」の場合は、これにプラス50g程度重くなると考えていただければいいかと思います。(参照「自動開閉式の折りたたみ傘のおすすめ 3選」)
なので、しっかりした折りたたみ傘になれば、最重量級で500グラムほどになります。ちなみに、長傘の24本骨という丈夫な商品で重さは380g程度ですので、500gの折りたたみ傘なんて、コンパクトになる以外の長所ってあまりないのではないでしょうか。
一方で、最軽量の折りたたみ傘は90グラム程度。このレベルになると、スマホより軽いので、カバンに入れて持ち歩くのに最適です。(参照「100g以下の超軽量折り畳み傘 3選」)
ただ、折りたたみ傘は軽ければ軽いほど強度が低下する傾向がありますので、耐風性を求める折りたたみ傘を探す場合は180g程度は覚悟する必要があります(参照「軽いのに台風仕様の折りたたみ傘 3選」)
そのほかの「超軽量折りたたみ傘」を探す場合はこちら↓
折りたたみ傘の選び方 その2 「広げた大きさ、ってどのくらいの大きさ?」
折りたたみ傘選びで重要なポイントとして、「広げたときの直径」も無視できません。
折り畳み傘を広げたときの大きさは、親骨に比例します。親骨が少ないと、面積が広い大型の傘では圧力に対抗できないためです。
で、一般的な折り畳み傘の直径は、100g台の超軽量折り畳み傘の場合、85センチ程度。(参照「超軽量折りたたみ傘3選」)
男性の身長170センチでは肩幅の平均は40センチ、女性の平均164センチの人の平均では37センチなので、真上から雨が降ってくる場合は、ほぼ雨をしのげると言えます。ただ、折りたたみ傘を使う時はたいてい歩いている時で、歩幅は男性で75センチ程度。つま先は確実に濡れてしまうと考えてもよいかもしれません。
これが一般的な8本骨の折り畳み傘の場合、直径は平均で95センチ程度。上手にすれば肩掛けカバンも濡れずに済むサイズになります。
ちなみに、身長175センチの男性の場合、おすすめサイズは108~113センチ。身長160センチの女性なら94~99センチぐらいとされています。
子ども用は身長140センチで直径90センチもあれば十分。幼稚園児ぐらいの身長100センチ程度なら85センチくらいが目安となります。
で、最大級の折り畳み傘となると、そのサイズは直径140センチ程度まで広がります。こうなると普通の雨傘と変わらないレベルになりますが、折り畳み傘は普通の長がさより部品が多いため重くなりがちで、500グラムは超えてしまう点は注意が必要です。(参照「超大型の折り畳み傘のおすすめ3選」)
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折りたたみ傘の選び方 その3 「撥水性ってどう考えるの?」
折りたたみ傘を選ぶ際には、機能性にも注目が必要です。
一つは撥水性。テフロン加工やE-dryはじめ、各メーカーがさまざまな技術を投入して水はじきのよい折りたたみ傘を送り出しています。一般的にこれらのコーティングは長期間使っていると劣化してベトベトになってしまう折りたたみ傘も少なくありません。
ですが、最近では傘の生地を織り上げる繊維自体に撥水性を持たせた商品も登場し、アイロンやドライヤーで熱を加えることで撥水性を取り戻す高性能な折りたたみ傘も登場しています。(参照「撥水性の高い折りたたみ傘3選」)
特に「w.p.cのアンヌレラ mini」は超撥水性の折りたたみ傘として高評価を集めています。超高密度に織り上げた生地を使う新型の「撥水折傘 コロント」も注目すべきではないでしょうか。
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折りたたみ傘の選び方 その4 「自動開閉式の折りたたみ傘って便利なの?」
自動開閉式の折りたたみ傘も最近では注目されています。
手元のスイッチを押すだけで、「ガバッ」と傘が開くのはとても便利です。ただ、折りたたむときは、スイッチを押すと、傘が閉じるだけで、最後にシャフトを押し込む必要があるんです。それはシャフトに内蔵されたバネの力で傘を広げているので、ワンタッチ開閉式の折りたたみ傘の難点とも言えます。(参照「ワンタッチ開閉折りたたみ傘のおすすめ3選」)
でも、そんな自動開閉式の弱点を補う最新折りたたみ傘もあるんです。それが、この電動フルオートアンブレラ「スマートジェイオート」です。↓
これは、電動で開くだけでなく、電動で広げる前の状態(折りたたんだ状態)まで元に戻すことができる折りたたみ傘です。
重さは500gとやや重めで、価格は1万8000円程度と一流ブランド並みのレベルですが、車から乗り降りするときや、ベビーカーを押している時などに便利なのは間違いありません。
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折りたたみ傘の選び方 その5 「折りたたみ傘の値段って、どれくらいがいいの?」
折りたたみ傘の選び方として、一番重要なのは、これじゃないでしょうか。お値段。
どんなグッズもそうですが、折りたたみ傘も機能やブランドによって値段はピンキリです。
たとえば、上の写真のような商品だと700円程度。このポケフラットはコンパクトで軽く、そこそこ優秀な折りたたみ傘なのですが、通販なら500円程度でも折りたたみ傘を買うことは可能です。(参照「とにかく安い折りたたみ傘3選」)
ただ、低価格なものはそれだけ撥水性がすぐなくなったり、壊れやすかったり、重かったり、錆びたりとトラブルも多いので、「置き忘れ専用傘」として以外はあまりおすすめできません。
だいたい3000円程度出せば、撥水性もそこそこで、1年以上使えたり、グラスファイバーなど軽量素材を使ったりした商品が買えるようになってきます。
さらに、ゲリラ豪雨や台風にも耐えられる高品質の折りたたみ傘を求めるなら、だいたい予算は6000円前後を見込んだ方がいいかもしれません。(参照「風に強い人気の折りたたみ傘3選」)
バーバリーなど一流ブランドの折りたたみ傘になると1万円を超えて来ますが、ここまでくるとデザイン料のようなものなので、よっぽどブランドにこだわりを持つかどうかで左右されてきます。
ただ、ダベックというメーカーの折りたたみ傘だけは、2万3000円程度するのですが、「永久保証」が付いていて、壊れるたびに無料(送料実費)で修理をしてくれるので、一生使い続けられるというメリットもあります。(参照「プレゼント向けの高級折りたたみ傘3選」)
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